都内で午前中のアポがあったので、朝早く上諏訪駅に向かった。いやに人が多い、というか溢れている。関東甲信の未明の豪雨で特急が運休らしい。中央道も冠水で通行止め。
電話でアポを翌朝に延期してもらい、ほっとして、駅の「タリーズ」へ。通勤通学の人たちを窓の向こうに見ながら、コーヒーとサンドイッチで一息ついた。こういう朝もなかなかいいねえ。
いったんオフィスに戻って、アセスメントのレポートを書きながら復旧のニュースを待った、が、結局夕方まで動かないという。仕方がないので、中央道の通行止め解除を確認して車で行くことに。
早朝のあずさに乗る前夜は、電車での睡眠時間を計算して深夜まで起きているので、今日もしっかり寝不足で運転が不安だ。僕の居眠り運転リスクを知っている社員から「今そこで寝てってください」と言われても、そうそう会社で大口開けて寝られるものではない。本気で寝たら歯軋りといびきがすごくて、みんな仕事できないよ。
というわけで、早めに出て休み休み東京に向かっていると、笹子トンネルのあたりで、突然豪雨に見舞われた。ひょうがかたまりでふってくるようなたたきつけるような雨だ。眠気が一発で醒めた。前は全く見えず、対処ができない。怖かった。
前例のないような気象現象。「前例がない」というところに底知れぬ恐ろしさを感じる。
先日ある農家の方が言っていたが、何十年も農業をやっていると、空気や風や、その他もろもろの五感で天気が読めるようになるそうだ。経験知に基づく勘でありパターンの習得であろう。
ところが、今年はその「スキル」が全く機能しないらしい。経験知が全く通用しないタイミングで今までにない量とパワーの暴風雨が来るので、去年までできていた準備ができずに被害を被ることもある、とのこと。
連日、やはり去年まではありえなかったような水の事故が報道されている。
地球が本気で怒っている。